2020年1月13日
朝7時の成田山新勝寺はかなり寒い。息は白く、足の指がかじかみます。毎年恒例となった初詣は、それにも関わらずどこか嬉しく、暖かい。あけましておめでとうございます。今年も1月2日にお参りへ行きました。これまた恒例となったおいしい甘酒も頂きました。そこからあっという間にもう半月、時間は速いですね。1月前半はトレーニング初めの方が多く、再び多くの質問と疑問の中で半月過ごしてきました。今日はなぜ「新年の抱負は必要か?」ということについて考えてみました。
想像してみてください。もし仮にあなたがプロのスポーツ選手あるいはアスリートだったとしましょう。怪我を治したり、苦手な動作を克服することによって、「パフォーマンスを上げる」ことが何より大切です。だからこそ、トレーニングを継続することが重要だ、という実感は得られやすくなると思います。つまり、トレーニングの目標そしてその目的意識がより明確なのが、アスリートの強みだと思います。そしてそれにより、より速くとか、より強くとか、より美しくなっていく。そうすることにより、自分らしいプレーを追求したり、たくさんのファンに感動を与えるために、など目的意識と目標をさらに結び付けやすくなっていきます。
モチベーションってわかりづらいんですが実はシンプルで、いわゆる「スタミナのあるやる気」というのは、目的意識と目標が強く結び付くと生まれやすいのだと思います。例えば「より高い山に登りたいからスクワットをしよう!」みたいな。それはトレーニングに関わらず「何かを継続的に行う」という行為に対して非常に重要な意味を持ちます。しかし、特に一般の方にとって、この結び付きを維持するというのが実はとても難しいのです。なぜなら、トレーニングや仕事を長く続けていくと、アスリートでなければ「なぜ続けているのか」わからなくなることが多々あるからです。アスリートではないのにトレーニングを長く続けていて、そもそもなんで「トレーニングをする必要があるんだっけ?」とか「モチベーションがいちじるしく下がる」という経験がある人は多いと思います。それは目的意識と目標の結び付きが弱くなっているサインです。「スクワットをする!」というのがいつしか目的になってしまい、肝心な「高い山に登る」という目的を忘れてしまったりします。トレーニングは「最適化された目的に沿って目標を設定し続ける」ということがとても難しく、同時にとても重要なんです。
アスリートではないけどトレーニングを続けていて、モチベーションを高く保ち、良い習慣を継続するために必要なことが一つあります。それは、「自分の専門分野において自分なりのアスリートになる」ということです。主婦であれば自分なりの主婦像を極める。ビジネスマンであれば自分なりのビジネスマン像を極める。そのためには、「自分という個」と向き合うマインドが必要です。それはある意味「自分本位の姿勢」となります。日本はこういった習慣を持ちづらい文化背景があります。だからこそ、そうした文化から一度離れ、「自分という個と向き合う為の時間」としてトレーニング習慣を活用してみるとよいかと思います。新年の抱負ははじめの一歩目。新年の抱負を極めると、毎月の抱負が明確になります。毎月の抱負を極めると、毎週の抱負が明確になります。毎週の抱負を極めると、毎日の抱負が明確になります。毎日の抱負が明確になると、今を生きることが上手になります。今を生きることが上手になると、「自分を極める一歩目」となります。
「誰かを幸せにする自分本位」をみんなで極めていきましょう、自分なりのペースで。
ナヴィーオ代表 山崎
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