2023年3月24日
まるでお祭りの帰り道のように、
WBCの興奮が冷めやらぬ中、
全くお構いなくまた新しい一日が始まる。
コーヒーを淹れ、気持ちを整えて、今日も仕事の支度をする。
僕は20代の頃まで、
華々しい舞台を生で観たりすると、
途方も無い無力感に襲われることが時々あった。
僕はこれを「お祭りの後症候群」と呼んでいる。
「何者かになりたい」
そう願う自分と、
「とてつもない輝きを放つ他者」とを、
無意識に比較し、
勝手に打ちひしがれて、
勝手にエネルギーとごきげんを浪費してしまうのだ。
もしこのような現象に悩まされている人がいるとしたら、
ぜひ実践してみて欲しい事がある。
それは「輝きを定義する」という事だ。
つまり、「そもそも輝くとはどういう事なのか?」という問いを立ててみると良い。
僕はこう定義している。
輝くとは、「他者との適切な位置関係である」。
例えば、月と太陽のようなものだと考えてみよう。
世の中にはごくわずかな、
太陽のように自ら輝きを放ち続ける人と、
圧倒的大多数の、
月のように太陽の光を反射させて輝きを放つ人。
この二種類の人がいる。
僕は月だ。
もし過去の自分に言葉を送れるならこう言う。
「お前は太陽にはなれない。月になれ。」
月である僕が、太陽も無く輝けるわけが無い。
そうした思考を忘れずに、
衛星のようにぐるぐると日常をサイクルさせていると、
どんな人にも輝きというものがついてくる。
綺麗な景色、良い匂い、おいしい食事、美しい音、温かいお風呂。
視野を拡げてみると、
意外と「太陽」はそこらじゅうにあったりする。
なるほど、、、
だとしたら、Navioはわたしにとって太陽だなぁ。