2020年2月28日
24日に「かぽえいらであそぼうvol.6」が開催されました!参加されましたお子様、保護者の皆様、大変お疲れ様でした。今回も、わざわざ遠方からお越しいただいたり、前回楽しかったと二回目の参加をしてくれたりと、誠にありがとうございました。
クラスが始まってしばらく経った時、一人の男の子が「ねえママ、ここは日本じゃないんだよ~」「でも日本語通じるよ~」と言いました。確かにこのクラスのプログラムは、僕がブラジルやドイツで経験したことを元に構成されています。例えばいかにも先生らしく従わせたり、「違う国で生まれたすごいクラスなんだぞ」ということをアピールしたり、詳細を細かく語ろうと思えば、語ることもできます。ただ実際は、このクラスに関しての説明も、強制も、僕はほとんどしません。僕がいつも変わらずやっていることは、「一人一人の表情を診る」「内面を知ろうとする」「友達になろうとする」くらいです。
運動や、スポーツや、トレーニングの価値って何でしょうか?色々あります。僕は、最も大切な価値は「違う文化を知れること」だと思っています。例えば、ボールを持つと人が変わるという内気な男の子。ヨガをしている時に優しい気持ちになれるという人。スポーツだけではありません。英語を話す時だけ性格が変わって強気な交渉ができるという人もいると思います。運動もスポーツもトレーニングも言語も、いろんな活動を少し円滑にする「違う文化のエッセンス」をお借りするための「手段」なんじゃないかなと思っています。
そうした価値観が、言葉を介さずに伝わってくれたと知れたことが、僕にとって最高の収穫でした。
不安な事が多い最近ですが、改めて、肌に触れられる距離、当たり前の日常に感謝致します。「違う文化」と「素の自分」を行ったり来たりしていると、段々と自分の文化も好きになっていく気がします。
ナヴィーオ代表 山崎
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