2018年9月12日
スタジオのコンセプトにある「運動を通じ、日常をデザインする。」というキャッチコピー。この日常をデザインするってどういう事ですか?というご質問をよく頂きます。今日はその問いにお答えしようと思います。
いきなり脱線しますが先日、業界の先輩と一枚板のカウンター席がある割烹居酒屋でお酒を飲みました。カウンター席は4席のみ(テーブル席もあります)で、目の前の厨房で大将が腕を振るってくれます。薄はりグラスに注がれたビールを頼むとすぐに夏野菜の天ぷらが出てきました。グラスが空になると次に生かぼすのサワーをオーダー、するとすぐさんまの塩焼きが到着しました。素早く出てくる品々に大将の心意気と季節の移ろいがにじみ、どれもとてもおいしかったです。このお店は以前私のトレーニングに来て頂いていた方がご経営されています。西城秀樹さんや美輪明宏さんなども来店したことのある汐留のホテルなどで修業をされた大将が、お客様との「コミュニケーションをもっと楽しめるお店を」と自ら立案し、行動し、開店された素敵なお店です。
その先輩は複数店舗の経営、様々な個人・法人へのコンサル、現場での指導などをされ大活躍な方です。一つの分野に囚われず、様々なご経験をされ、常にご自身の道を探求されている素敵なお方です。そんなパイセンを僕は尊敬しています。パイセンの表現方法は一つの型にはまりません。ヨガ、ピラティス、加圧、ウェイトリフティング等々他にも数えきれないくらい様々な方法論に一つ一つ真摯に向き合い極めようとされています。さらに自分の中でそれらを融合させて時と場合と対象者に応じ、アウトプットの方法をアジャストされています。「人生を美しく」という大きな目標を持ちながら、ご自身の経営者道・指導者道を磨かれている素敵なお方です。
そんなお二人に触れ僕は改めて思いました。さて日常をデザインするとは何だろうか?大将やパイセンにとっての「いかに働くか」というのもご自身の「日常をデザインする」ことだと思います。お仕事をされていない主婦の方でも「いかに家事や育児をするか」というのもご自身やご家族の「日常をデザインする」ことだと思います。
「日常」それは「非日常」を知ることにより強く浮かび上がってきます。例えば、今被災地では過酷な状況が続いています。辛い思いをしている人がたくさんいます。私の友人やお客様の中には自衛隊として被災地に赴いて救済にあたっている方もいます。災害、戦争、病や死。そして、日々のあらゆる辛い状況により失われるものが、「日常」です。笑顔、喜び、楽しみの喪失。悲しいことです。しかし少なくとも、明日も「いつもの日常」を送ることができるのであれば、笑顔、喜び、楽しみ、それらを人知れず胸一杯感じたい。「日常」の中にモヤモヤや満足感が足りないと感じるのであれば、正しい知識を持ったトレーナーのもとで、ぜひ運動を続けてみて下さい。運動は確実に「日常をデザインする」手助けになります。
「日常をデザインする」とはまずそのデザインは誰に向けられているのかを自分で再確認することから始まります。何のために健康でいたいのか。何のために美しくいたいのか。自分のため?誰かのため?それは人それぞれです。誰に対して、どう表現したいのか?を明確にすること。それが「日常のデザイン」です。誰に対してのデザインなのかがはっきりすれば、あとは日々の継続が必ずあなたを成功へと導いてくれます。運動を通じ、自分の無意識を知ろうとすること。自分の無意識を意識に変えること。うまくいったりいかなかったりを繰り返すこと。うまくいかなかった悔しさや苦みを噛みしめること。うまくいった喜びに胸躍らせること。
トレーニングに終わりはありません。覚悟を持ったパーソナルトレーナーが必ず終わりない最後まで添い遂げます。
ps
被災地のいち早い復興を願い、スタジオナヴィーオでは微力ながら被災地募金をさせて頂いております。同時に、日常を送れることに感謝いたします。
ナヴィーオ代表
山崎
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